Metamo17のブログ

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卒制就活どっちかにしてくれや ~卒制編〜

ご無沙汰しております。みかちんです🌷

だいぶ期間が空いてしまいましたが、ここしばらく卒業制作で多忙を極めておりました。

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🌸卒業制作とは…

通称・卒制。

美大や専門学校等に通う人間が絵を描いたり立体を作ったりデザインを発表したりして各々4年間の集大成として発表する作品のこと。

普通校でいう卒論的な位置づけ。

 

日本画では4年の前期から2つの課題と並行しつつ(就活もしつつ)ちょこちょこ下処理をしていきますが、本画に入るなどの本格始動は9月頃~になっています。

学科によっては4年の4月から考え始めて案をプレゼンしたり、3年の後期から取り組むこともあるらしいです。

同じ大学か???と思うくらいやることが違うので

美大生はなんでも作れてなんでも描ける」

とはくれぐれも思わないで下さると有難い。

(本当に何でもできるな!?!!という超人も中にはいる)

 

ここからはカリキュラムの話になりますが、

3年まではインターンとかは行きつつも、

絵に向き合う時間にまだ余裕があった方なのに4年になると急に

「就活」「卒制」に時間を吸い取られまくりました。(個人差あり)

2019年は特に休みの関係で1週間卒制のスタートが遅れたのと、卒制に使う和紙の発注ミスが生じるアクシデンツ等もありました。

 

卒制はただ絵を描くだけで完結する訳ではありません。

ということで今回の卒制編では、完成までに

どんなことをしていたか&何を思って取り組んでいたかを17項目にまとめました🖖

区切りを分かりやすくする為に項目の内容文はタメ語になってます。

元々丁寧語とタメ語が混ざってるので別にどうって事ないか!ワーッハッハッwww🌱🌳🌳🌎   🚀🌌

とても長いですがぜひ読んで下さいね🍓

 

 

🌷🌷🌷

 

〜卒制の流れ〜

 

🎨和紙発注(高い。1万以上普通に飛ぶ)

🎨ドーサ引き

和紙の表裏に明礬(後述)を混ぜたドーサ液を刷毛で塗り、滲みを防ぐ技法。紙にドーサ液が染み込んで濡れる為、アトリエに布団を敷いてその上に紙をおいて塗っていた。

表と裏で刷毛の塗り方を変える(表を横方向に塗ったのであれば裏は縦方向にする等)ことでより効果的に滲みを止める。裏から塗るのが基本で、塗った後は表裏どちらも必ず1度紙を浮かせて空気を入れ(張り付きを防ぐ為)、次の日に塗っていない面を塗る。

最低でも2日はかかる。

尚、画材店ではドーサ引き済みの和紙も置いている。ちなみに、今回の私の卒制ではドーサ引き済みを使用している。

 

🎨糊たき

糊の粉とお水、コンロを使って3-4人で糊を作る。失敗した時にいつでも剥がせるように、市販のノリのような防腐剤を入れていない。国宝とかも同じ要領で作って使ってるらしい。

作り方としては、ひたすら棒で糊が焦げないようにぐるぐる練り続ける単純作業。交代用に人間が必要。持久力の高いマッチョが1人でもいるとめっちゃ頼りになる。

🎨糊を漉す

(先程作った糊をザルとヘラで漉す。これをすることで粘りを出したりツヤを出し、扱いやすくする。ただ、漉すと使用期限が1日〜2日とかになるのでさっさと下張りや裏打ちに使わないと無駄になってしまう。グループでのスケジュール調整必須。コミュ力が高いとスムーズ。洗い物が地味に大変)

🎨裏打ち

6月くらいにやっていた気がする。

前期課題と並行してやる。

(和紙の裏に和紙を重ねて張り、紙を強くしたり、作品の劣化を防ぐ為の技法。

100号〜は裏打ちの作業をするべし。とのこと。小作品でもやった方が安心。

卒制のサイズは2mくらいあるので3-4人で1-2時間ほど時間を設けてやる。スペースは皆のものなので次の日に紙をどかして丸めておく

1人につき2日は必要となる。

日本画用のカレンダーに記入予約しないとどんどん日程が埋まる。めっちゃ面倒だけど大事な作業。夏休み前迄にやらないと諸々の準備が間に合わないので皆必死。)

 

🌸美術館にあるようなめっっちゃでかい作品は作家さんが裏打ちを業者に頼んでるらしい。100万くらいするって聞いた。お金持ちすごい。

 

🎨スケッチ・案だし

9月中旬の小下図見せ設定日までに各自卒制で描きたいものを取材・スケッチ・デッサン等してくる。取材は早ければ早いほどスムーズに卒制が出来るが、就活でそれどころではなかったし、暑すぎて外に出たくなかったので私は9月になってからやり始めた。劣等生此処に有り。

ペットとかを描く人はおうちで描けるのがメリット。

🎨小下図みせ

↓初期小下図(水彩)

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こちらも9月中旬の小下図見せ設定日までに描く。人によって描き方は違うのでなんとも言えないが、ラフっぽく描く人もいれば、ガッチリ細部まで決めて描く人もいる。描きたいサイズに合わせて縮小図の枠を描き、水彩や岩絵具で描くのがメジャー。パソコンで描く人もいる。パネルで試作を作ったりして持っていってもよい。

先生によってもパネルサイズや作品の構図の好みも違うので、色んな先生に聴きながら最終的に自分で決めていく。あまり意見に揉まれていると時間がなくなり永遠に次のステップに行けなくなるので、締切を考えて俊敏に動かなきゃならない。

私は準備はしていたものの、最終的な小下図案が決まるのが本当に遅くて病んだし、寝不足と貧血で1度倒れた。

助手さんにもメールで「沢山描いてるし、もう決めちゃってもいいのでは」と指摘されたけど先生にもっとやってと言われた手前妥協できなかった。効率よく無駄を省く大切さを学んだ。卒制の中で一番辛い作業だった。

今思うと自分の思い詰める性格を見直すいい経験だったと思う🌿

小下図を20枚前後描いたのは初めての経験だった。普段1-2枚で小下図通ってた身としては真面目すぎて異常。

 

↓搬送された時の様子。

救急車に乗るのが久しぶりで少しウキウキしていたし、本来言いふらすもんでもないけど、ただ話すと暗くなっちゃうから明るい時事ネタ(?)として公表しよ♪と考えてた。寝たきりで暇だったので廃人になった。会う人会う人にガチの心配をされてびっくりした&笑ってたけど内心嬉しかった記憶。

心配してくれた人はありがとうございました😭

生きてるだけで丸儲け説はマジ。

安静にしてる間は免許の勉強してた🚗 ³₃


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↓卒制のモチーフにしよかな〜と思っていた建物を何となくアクリルで描いた図。

卒制の資料として描くつもりはなかったけど、小下図見せの日に持ってったら友達に褒められた。作品としてお気に入り🍀結局、この試作の

配置もそのまま卒制で描くことになった。

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↓岩絵具で描いた小下図の数々。

建物を大きくすることを決定事項とし

そもそもの構図(縦横)や犬の数をどうするかを悶々と考えていた期。

これらは搬送される前の出来事。ぶっ通しで9枚とか描いていたので追い詰められていた。

先生は月水金に現れるので1日で絶対にこれを完成させねば…と思っていた。今考えたら焦りが原動力になりすぎてエネルギー不足だし、だいぶ愚行。
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2匹で方向性が固まる。建物との距離感・犬のポージング・花の大きさで見え方が変わるよって言うので大きいバージョン小さいバージョンをそれぞれ2枚ずつ作った。

手癖でしっぽの形にムラが出たりして先生にどっちにするんだと指摘を食らう等。

全部手描きだからそりゃあそうなるよね、という気持ち。正直さっさと切り抜き方法で小下図やった方が賢かったが、後にこの絵が切り抜きに役立つのでよかった。
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↓先生に指摘を頂いたので建物の大下図を先に描きながら実寸で犬の構図を考える機会を作った。

これは部屋に貼った大下図の上にアプリで犬を描き、構図を調整していた図。

実寸大だとイメージしやすさが凄い。

とても描きやすくなった。やってよかった。

何事もやってみないと分からない。

結局下の犬は建物と離して描くことになった。

ポージングは大下図で描き進めながら決めることに。


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↓手抜きすることを覚え、切り抜きで構図調整して小下図として提出した時のもの。

先生には「前までのよりムラないしこっちのやり方の方が見やすい!!」て言われた。今までの手描きの努力…??と一瞬🙂無🙂になったが、頑張れれば報われるとも限らない世の中なのでそういう意味ではいい経験になった。

背景の花は修正ペン。

小下図見せは自分の意見もちゃんと主張しないと、先生もアドバイスしようがないらしい。それはそう🤔あと自分の好みや主張したいものは自然に手数が増えるので絵に出る。

人間は、欲には逆らえない🍎🐍

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🎨パネル発注

採用された小下図の実寸サイズのパネル(F130号以上が卒制のルール。私はP150号。)を世界堂やウエマツ、大学の売店などで注文する。届いたらパネルを水拭きして綺麗にしておく。

🎨下張り

パネルから直接出る悪い成分を吸い取り、裏打ちと同じく作品の劣化を防ぐ為の作業。

まず、糊を使ってパネルに下張りをする。これも3-4人は必要。貸出の糊刷毛と撫で刷毛を使う(書き忘れたけど裏打ちでもこれを使う。)最初にノリをたっぷり付けて慎重に下張り紙を付け、撫で刷毛や手でサーーーッと空気を抜く。空気が入りすぎたりずれるとやり直し。気分はうんち、という感じである。

🎨水張り

裏打ちした和紙を下張りしたパネルに水で張り付ける技法。日本画出身じゃなくても予備校生や美大生なら一度は通る道。

パネルに水刷毛で水をたっぷり含ませて下張りと同じ要領で空気を抜きながら和紙を貼る。私は手に力入れすぎて内出血した。

🎨画鋲で仮止め

パネルの側面の和紙を画鋲で固定する。普通の水張りだと水張りテープとかで固定するが、卒制はサイズがでかいので制作が終わるまでは画鋲で仮止めするらしい。この画鋲で制作中何度も足の指をぶつけて叫びそうになった。

🎨大下図描く

適当な模造紙を買ってパネルのサイズに合わせて張り合わせ、大下図を描く。私は消しやすいように木炭で描いていたが、これも人それぞれ。鉛筆でもいいし、クレヨンみたいなのでもいいと思う。自分が後で本画に写し取りやすいようにする。先生のアドバイスでモチーフの位置を少しずらしたり、大きさを変えるなど微調整の連続。

私は台風の前日に畳んで持ち帰って家で壁に大下図を張り付け、連休明け迄に他の生徒に追いつくようにしてた。

人間、焦るとものすごいパワーを発揮する。

建物は予め描いていたものの、写し取る時に手間なので結局一つ一つの建物を切り抜いて大きさを調整したり犬の大下図に写して描いた。

↓大下図を進めつつ下塗りを進めていた図。

白い花は盛り上げ胡粉(乾くと立体になる絵具)。

(にかわ。岩絵具と混ぜて使う動物のコラーゲン。兎や鹿等が原材料。接着剤の役割。)が足りず絵の具が動く事案がありキレ散らかしていた時期(自業自得)。結局すぐ解決した

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🌸🌸🌸

 

卒業制作を進めている間、気分転換の為に1月開催の「和菓子擬人化106人展」の作品を進めたり、女子美祭で展示する作品を描き進めたり、前期課題を女子美祭で展示する為ハンズで額用の木材を買い出したり加筆したりしてた。

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家で現実逃避のために描いていた趣味の絵(後に女子美祭で展示することになった)を描いたりもしてた🌿🎨

女子美祭で展示した作品の制作過程


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↓完成図

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↓旧作をリニューアルして展示した作品の制作過程


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↓完成図

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和菓子擬人化106人展のために描いていた作品。1月開催なのでSNSで追って宣伝するよ❤

ということで作品の1部。もう1作品出展予定!

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🍡https://picaresquejpn.com/wagashi-gijinka-106ninten/🍡

 

🌸BOOTHを開拓する等もしていた。

https://mikatamamo.booth.pm/

あとは落書きその他

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グッズも作っていたよ🐙🐙🐙

https://suzuri.jp/mikatamamo

 

🌸🌸🌸

 

🎨下塗り(地塗り)

胡粉を使って本画全体に刷毛で下塗りをする。これをすると次乗せる絵の具の発色を良くしたり、紙を強くする効果がある。

卒制はとにかくでかい(私は縦2m超、横は162cm。パネルを3つくっつける人とかもいる。個人差あり)。なので胡粉を全体に1度掛けて乾くまでに1時間は秒で溶ける。本当に無。

卒制は国。バチカン市国

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🎨大下図の線を本画に写す

トレーシングペーパーや、捻紙(ねんし。紙の裏に粉がついてて、線を写し取ると粉が本画に定着する仕組み。)を使って大下図の線を写し取る。ボールペンなどでガリガリやる。私はこの作業あまり好きくない(手がすぐ痛くなるから)ので怨念を込めながらやってた。

人によるがモチーフ一つ一つが独立している作品(←私の卒制がこのタイプ)は、モチーフごとに切り取って写すとやりやすい✂️

逆に風景画のような「画面全体を角まで写し取るタイプの作品」は大下図を本画に移すために紙をパネルの角からベリベリ剥がしたりくっつけたり…という作業の動作がいちいちデカくてしんどい。今このブログを書いていても感じるが、

この作業好きくない。

(2回目)

🎨墨や岩絵具で線を骨描きする

先程写し取った線が消えないよう、などで写し取る。この作業もめっっちゃ集中して疲れるので好きくない。線がきれいに描ける人間は絵がうまい、って本当にそうだなあと思う。

私は何事もすぐに飽きるので骨描きをやってる途中でパネルひっくり返したくなる。

このあと色を重ねて行くので、骨描きが消えてどこ塗ればいいか分からなくなったーーー!!となり骨描きし直すこともあったりして、殺意が芽生える作業(個人差あり)。

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↓絶対に骨がきを消したくなかったので炭ですぐに塗り倒しモチーフそれぞれがどこにあるか、色を塗り重ねていっても分かるようにした。骨描きを二度とやりたくないので必死。


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🎨額を注文

卒業制作は2月の五美大展と3月の卒業制作展にそれぞれ展示される(SNSで宣伝するよ❤)

ので、作品に合う額を注文する。ネットで探す人もいるし売店世界堂やウエマツで買う人もいる。人それぞれ。

額も高い。金を水のようにザーザー使うので金銭感覚がバグる。それでも日本画の子はアルバイトを沢山入れていたり掛け持ちしてる子もいる。美大生と言えど、金銭感覚がしっかりしている子は多い印象。みんな偉すぎる。全米が称えるべき。

 

🎨ひたすら塗ったり水で絵の具を拭き取ったり遠目から見たりして描き進めまくる


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塗り方は人によるし個性が出る。

私は(モチーフの原色・完成図の色)⇒(全く関係無い色・光と影を分かりやすく塗り分ける)⇒(モチーフの原色・完成図の色)⇒…

と繰り返して塗り重ねることが多いが、

気分で使いたい色を使うこともあるし、何となく手の近くにあった絵の具を使ってみることもある。

立体感がでてきたり「それっぽさ」がモチーフに出てきたら1回全体に色を被せてわざと潰したり、もう一度描き起こして「絵の具が生っぽく、浅くならない」様にする。そうしてまた同じようなことを繰り返し、塗っていく。

ドカドカ色を濃く強く載せていくタイプの人間(私)もいれば、水の量を多くして薄めた岩絵具をサーっと重ねていくタイプの人間もいて、本当に多種多様。

あまり乗せすぎると画面が割れる(ヒビが入る)ことがあるので、その時期の気温・湿度を加味し、膠の量を調節する等各位工夫が必須である。私はそこまで考えていない。うんちょ。

今回の制作は建物の線を綺麗に描くのに時間がかかった。本当に自分が美大生なのか疑う。

また、刷毛や筆の筆跡が分かると単純に目立つのと未完成ぽさが出てしまう気がするのでそういう意味でも1回潰す作業が大事だったりする。本当に人による。

楽しいな〜キャピ☺️の気持ちで描く時も勿論あるが、私は「感覚で違和感があるところを潰し続ける地味な作業」が制作の正体だと位置付けていた。

頭の中で手順を考え続けながら手を動かし、納得のいく表現を突き詰めていくことで自分の内面(癖とか好みとか苦手な色とか)と向き合えるし、意外と発想力以外にも使うスキルが多い。制作は自己分析に繋がるし、発見がいっぱい🎨💭

それと描く体制に気をつけないとすぐ腰痛になる。

 

🌷🌷🌷

 

流れとしてはこんな感じで卒制を進めていました。

今このブログを書いている私は、飽き性なので本画に入ってからの制作はとてもしんどかったです。

上手くいかないことも沢山ありました。

作業中にクラシック・邦楽・お笑い動画等を見ることで何とか凌いでいました💿🎻📺

例年卒制で病んだと言っている先輩がいるのも納得出来ました。

何事もそうですが、何処を以て「完成」とするか決めるのはとても難しいですし、課題の渦中にずっと居続けると精神が蝕まれます。

土曜日に制作する事もありましたが、毎週だと心が死にます⚰️

だからこそ、休日に卒制のことを考えずしっかり休むことが自分の心身回復に効果てきめんでした。

それに加えて「好きなもの・すぐ取材できるもの」をモチーフに描くことがモチベーションを保つのに有効だと感じました。

人間、好きなものならある程度しんどくても踏ん張れるもんだなあと思いました💪

限度はあるけれども!

 

ちなみに、完成図はここには載せていません。

日本画は岩絵具の独特のキラキラ、ザラザラした質感や筆致が魅力的で「生で観てその魅力がようやくわかる」芸術分野だと思います🖌

このブログで観た気にならず、是非とも美大展・卒制展に足を運んで下さい😚😚😚

そして、

作品の持つエネルギーに圧倒されて下さい。

展示に来なかった知人は家の玄関まで来なかった理由を聴きに行きます。ホホホ♪

2m超えの作品制作は学生最後、もしかしたら今後の人生で描くことは無いかもしれません。

 

 

 

 

展示、来てください❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️❗️

(大切な事なので2回言う)

 

★★★

 

長文・駄文を読んで頂き

ありがとうございました!

 

次の記事では、学生最後の年を蝕み続けた就活のことを取り上げます。

卒制のタスクと照らし合わせながら書きたいし、あわよくばまとめに入りたい。

 

次回の記事をお楽しみに🌸

 

最後に、最近描いた漫画を投下しておきます📕

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